S2お疲れ様でした!
サイト管理人のひっしーです。
今シーズンはちょっとギミックを組み込んだパーティを使ってみようと思い立ちまして、【ワタシラガ+ウオノラゴン 】を軸にした構築を組んでみました。
しかし残り4匹がイマイチしっくりこなかった上に大学のテスト期間と被り、50戦ほどしか対戦できず。結果は全く残せてません。
勝率は6割ちょっと。多少の手応えはあっただけに形にできなかったのは残念です。
この先この構築を使う予定は無く、なんだか勿体無いような気がするので供養記事として【ワタシラガ+ウオノラゴン 】の並びについて所見を書き残しておきたいと思います。今後この手のパーティーを使う方の参考になれば幸いです。
ワタシラガ+ウオノラゴン
ワタシラガの固有特性は『わたげ』。接触の有無に関わらず、攻撃してきた相手の素早さを1段階下げる超高性能な特性です。特殊技でも下げれます。
そこで今構築ではワタシラガを起点作り要員として採用し、後続に鉢巻ウオノラゴンを採用することで先制エラがみの高火力を押し付けることをコンセプトとしました。
鉢巻ウオノラゴンが先制できる対面さえ作れればほぼ確実に相手のゲームプランを潰せる、という凶悪なコンボ。
結論から言うと、そんなにシナジー無いです(白目)
個体解説
ワタシラガ
Sは最速s↓ドリュウズ抜き
固有特性『わたげ』を利用し、相手の素早さを下げることだけを目的としたいわば ”動く岩石封じ”。余裕のある対面では宿り木や痺れ粉を撒いて相手をかき乱します。
持ち物は『だっしゅつパック』を採用することで、リーフストームを一度限りのとんぼがえりとして使うことが可能になります。
《相手攻撃→Sダウン→後攻リフスト→ウオノラゴン降臨》の流れが理想的。
『だっしゅつボタン』と迷いましたが、相手をリフストで削れる点、とんぼ同様に対面操作できる点を評価しました。
なお、蜻蛉帰りは覚えません。覚えたら見える世界が変わったのに。
役割は、とにかくウオノラゴンが先制できる対面をつくる事。基本的に初手で投げてその後はクッションとして参加します。
攻撃を喰らいさえすれば相手のSを下げれるため、クッションとして利用するだけで有利な状況を作ることができる点には非常に魅力を感じました。
欠点は火力が無さ過ぎて身代わりが割れない点と草タイプの耐性が悪すぎる点。また、素早さの高いポケモンに弱すぎる点。(後述)
ウオノラゴン
意地っ張り鉢巻きの脳筋。レイド個体を流用しています。
先制エラがみの火力は規格外。
HB特化アーマーガア 乱数1発(75%)
HB特化ブラッキー 乱数1発(62.5%)
無振りサザンドラ 乱数1発(50%)
ダイマH252ニンフィア 乱数1発(81.2%)
このとんでもない火力により、一度有利な対面さえ作れれば受け出しはほぼ不可能。相手のポケモン1体を叩き潰せるわけです。
強かった点
ウオノラゴンの有利対面を強引に作り出せる点はとにかく強力。例えば初手でワタシラガと相手のサザンドラが対面した場合、相手の攻撃を受けてSを下げた後リフストでウオノラゴンに交代することで有利な対面が完成します。
そこそこ奇策なので相手も処理に戸惑うことが多く、本来捨てるべきではないポケモンを捨ててきたり(受けようとした結果受からなかったり)するので楽にゲームの主導権を握らせてもらえました。
ウオノラゴンの通りがいい構築に対してはeasy winも可能。
ダイマ枠を使用しないのも優秀なポイントです。
弱かった点
ここまで字面だけ読むと超強そうですが、実際そうでもなかったです。
第一に、ワタシラガとウオノラゴンのシナジーがほとんど無い。
相性補完は特にないですし、素早さが高いポケモンはワタシラガが刺さらない相手がほとんどです。ヒトムやエースバーンやダルマにはワンパンされるし、そうでなくとも蜻蛉やボルチェンで逃げられるので『わたげ』が発動しません。ドラパルトは速すぎる上にクリアボディ。しかもヒトム、エースバーンは直接ウオノラゴンが対面しても勝てるのでワタシラガは不要です。
また、相手にしたくないポケモンも多数。
△ちょっときつい△
貯水ラプラス、ガマゲロゲ、ナットレイ、ドヒドイデ、すりぬけドラパ、ダイジェット
✖無理✖
クリアボディドラパ
流石にこれだけのポケモンを3枠目だけで処理するのは難しく、またどれも環境に多いポケモンなのでやはり相当厳しい。
結論
使ってみた結論としては以下の2点です。
- ワタシラガと組ませるべきなのはウオノラゴンではない
- 起点作りを目的としたワタシラガは弱い
ワタシラガ自体は魅力のあるポケモンだと感じたので、ちゃんと役割を持たせた上でおまけ程度に『わたげ』でSダウン…くらいでつかえば可能性あるかもしれないです。
Sダウンの起点作りならおとなしくタイプヌルに任せましょう。